嚥下障害
嚥下障害とは、食べ物がうまく飲み込めない状態をいいます。
通常、食べ物は歯でかんだ後に、食道を通って口の中から胃へ送り込まれます。
嚥下障害は、食道がんによって食道が狭くなったことや、重症筋無力症などの運動障害によって、口の中から胃へ食べ物がうまく送り込まれない状態です。
嚥下障害のある患者は、生命を維持するために口から食べ物を食べることが困難になります。
また肉体的な問題だけではなく、食べる楽しみが奪われるという、精神的な苦痛があります。
したがって、嚥下障害は早急に原因をつきとめ、治療の方策をたてる必要があります。
食べ物を飲み込むときには、食べ物が口の中からのどの奥に送られる時期、のどの奥から食道に送られる時期、食道から胃に食べ物が移動する時期にわけられます。
食べ物が口の中からのどの奥に移動するのは、舌の動きが重要になってきます。
のどの奥に食べ物が入ることで、反射的に飲み込むという行動に入るわけです。
ところが、嚥下障害のある人はこの反射が鈍いことがあります。
また食道がんなどで食道そのものが狭くなっているケースでは、食べ物が胃に送られる段階が阻害されることがあります。
これらを合わせて、嚥下障害と呼びます。